月次レポートの利用条件
「月次レポート」を利用するためには「アクセス履歴の保存設定」が必要です。
また、下記、2つの条件を満たしている場合に月次レポートが作成されす。
条件1 |
履歴保存期間が30日間以上に設定されていること |
必須 |
条件2 |
履歴ファイルの保存領域が1000MBに設定されていること |
必須 |
条件3 |
アクセス履歴で取得する履歴に、以下の項目が含まれていること
・メール送信ウイルスチェック履歴
・不正な通信対策履歴
・Webアクセス履歴
・メール送信履歴
・メール受信履歴 |
任意
取得対象に設定されていない項目は表示されません。 |
条件を満たさない設定に変更した場合、
月次レポートの画面は非表示になり、月次レポート用のデータも作成されなくなります。
ただし、変更以前に蓄積したデータは削除されません。
「アクセス履歴の保存設定」の詳細は下記のFAQを参照してください。
月次レポートへのアクセス方法
- beat設定ページ[ 設定 > 高度な設定 > 表示 > アクセス履歴 ]へアクセスします。
※beat-box責任者アカウントでのログインが必要です。beat設定ページへのアクセス方法はこちら。
- メニューから「月次レポート」をクリックします。
- 月次レポートが表示されます。
月次レポートで表示するデータ《送信メールウイルス検知状況》
- beat-box配下のPCからウイルス付きメールが送信された履歴があることを表示します。
※直近の履歴から最大30件まで降順で表示します。1件も存在しない場合は”-”(ハイフン)“を表示します。
- 表示項目一覧
表示項目 |
内容 |
日時 |
ウイルスを検出した日時 |
送信元メールアドレス |
ウイルス付きメールを発信した人のメールアドレス |
ウイルス名 |
beat-boxで検出したウイルス名 |
- 表示の上限値を超えた場合、下のメッセージを表示します。
月次レポートで表示するデータ《危険度が⾼いとして遮断された通信》
- 不正な通信対策機能(IPS)により「遮断」された通信件数を通信内容毎にカウントし、降順で表示します。
- 通信の送信元と送信先の組み合わせで件数をカウントし、上位5パターンまで表示します。
※通信内容は最大30件まで表示します。1件も存在しない場合は”-”(ハイフン)“を表示します。
- 表示項目一覧
表示項目 |
内容 |
遮断件数 |
beat-boxが危険と判断して遮断した件数 |
通信内容
(detected_type) |
危険と判断した要因 |
通信パターンランキング |
危険があると判断した通信をおこなった
PCの送信元IPアドレスと送信先IPアドレス |
月次レポートで表示するデータ《インターネットへのWebアクセス》
- beat-box配下のPCからインターネットへの総アクセス件数を表示します。
- アクセス先URLの件数をドメイン(FQDN)毎に集計分析し降順で表示します。
※http通信を対象としています。https通信は対象外です。
IPアドレスを指定した通信の場合は、IPアドレスを表示します。
日本語ドメインにも対応します。
表示できるドメイン名の⻑さは最大70⽂字です。71⽂字を超える場合は”...(半角ピリオド)”に置き換えて表示します。
上位100位までを⼀覧で表示します。「101位以下も表示する」のリンクをクリックすることで、最大200位まで表示します。
100位に満たない場合は、”-(ハイフン)”を表示します。
- 表示項目一覧
表示項目 |
内容 |
総アクセス件数 |
beat-box配下のPCからインターネットへの
総アクセス件数を表示します |
増減率(前月比) |
前月の件数に対する、増減率を表示します。
単位は%で小数点第2位を四捨五入して表示します。
増減率が0%以上であれば、“+(プラス)”、
0%未満であれば“-(マイナス)”を数値の前に付与します。 |
アクセス件数ランキング |
ドメイン毎に集計分析したアクセス件数を
上位100位まで降順に表示します。 |
月次レポートで表示するデータ《メール送受信状況》
- 送受信したメールの総件数を表示します。
- 宛先または送信者のメールアドレスの件数をドメイン(FQDN)毎に集計分析し降順で表示します。
※表示できるドメイン名の⻑さは最大70⽂字です。71⽂字を超える場合は”...(半角ピリオド)”に置き換えて表示します。
ランキングの件数が同じ場合でも、必ずabc順になるとは限りません。
上位50位までを受信件数、送信件数に分けて⼀覧で表示します。それぞれ50位に満たない場合は、”-(ハイフン)”を表示します。
- 表示項目一覧
表示項目 |
内容 |
受信総件数・送信総件数 |
受信・送信したメールそれぞれの
総件数を表示します |
増減率(前月比) |
前月の件数に対する増減率を表示します。
単位は%で、小数点第2位を四捨五入して表示します。
増減率が0%以上であれば“+(プラス)”、
0%未満であれば“-(マイナス)”を数値の前に付与します。 |
受信件数・送信件数ランキング
(トップ50ドメイン) |
ドメイン毎に集計分析した受信件数・送信件数を
それぞれ上位50位まで降順に表示します。 |
他のレポートで表示される値との差異について
月次レポートで表示する値は、他のレポートで表示される同様の項目の値と差異がでる場合があります。
月次レポートの値は保存された「アクセス履歴ファイル」から生成しており、
アクセス履歴ファイルの保存設定はお客様が任意で変更することができます。
そのため、beatの稼働中には必ず発生するシステムログから
値を生成しているレポート(セキュリティーレポートなど)とは差異が生じます。
また、月次のレポートであることからデータの処理を日単位で行っています。
1日に1回、午前4時以降の明け方の時間帯に、前日分を処理します。
リアルタイムでの処理ではないため、タイミングにより、他のレポートで表示される値と差異がでる場合があります。
例えば、前日18時の終業時にbeat-boxの電源を落とし、
翌日9時の始業時に電源を入れた場合、通常の時間帯に処理が行われません。その場合、起動後に集計処理が開始されます。
前日分のデータ量によってはレポートへの反映に時間がかかり、処理が完了するまでは他のレポートと差異がでる場合があります。
月次レポートの各項目と参照元アクセス履歴について
「月次レポート」で表示するデータは保存された「アクセス履歴ファイル」を元にしています。
前日分までのアクセス履歴ファイルを1日に1回、午前4時以降の明け方の時間帯に取り込み月次レポート用のデータを別途作成します。
データはシステム領域に保存され、当月を含み最大7ヶ月分を保持します。
月次レポートは履歴ファイルの保存機能に依拠しているため、その仕様や注意制限事項の影響を受けます。
設定した保存領域を超える履歴が発生した場合や停電・ディスク障害等の理由により、
一部のデータが履歴ファイルに保存されない場合があります。
注意事項については「アクセス履歴の保存設定」と同一です。下記FAQのの注意制限事項を確認してください。
「履歴保存設定」で取得履歴として選択してください。
各項目と参照元となるアクセス履歴は下記表のとおりです。
月次レポート表示項目 |
参照元アクセス履歴 |
セキュリティー詳細 |
送信メールウイルス検知状況 |
メール送信ウイルスチェック履歴 |
危険度が高いとして遮断された通信 |
不正な通信対策履歴 |
インターネットへのWebアクセス |
Webアクセス履歴 |
メールの送受信状況 |
メール送信履歴
メール受信履歴 |
「履歴保存設定」で取得履歴として選択していない場合、月次レポート用のデータは作成されません。
過去に選択していたことがあり、月次レポート用のデータとして保存済みのものに関しては、現在の選択状態に関わらず表示されます。