━ ≪beat★ナビ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.03.13配信
在宅ワークの勤務管理とリモートアクセスの「接続継続の確認」
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こんにちは。富士ゼロックス≪beat★ナビ≫担当の加賀です。
先日、ビデオ会議サービスを提供するZoom社が、
日本国内教育関係者へのサービス無償提供を発表しました。
GoogleもMicrosoftも、無償提供を発表しており、
ビデオ会議が盛り上がっています。
先日筆者も、ビデオ会議のツールを使って、
友人たちとオンラインでミーティングをしました。
ツールの利用が初めての人もいましたので、
事前に、スマホアプリのインストール方法や、
アプリにマイクの使用を許可する方法などを案内しておきました。
当日、設定は出来ているのに、どうしても声が聞こえない人がいたのですが、
スマホの「ドライブモード」が有効になっていたのが原因でした・・・
始めるまではバタバタしましたが、11人参加で、なかなか快適に話せました。
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◆目次◆
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今回は下記3点です。
[1] メインコンテンツ
[2] Tips
[3] 編集後記
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◆1.メインコンテンツ
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テレワークをするための「ツール」は整っているようです。
導入の目的が、新型コロナウイルス感染対策だとすれば、
「在宅勤務」がメインになってきます。
適切な労務管理の実施が求められますが、課題があるようです。
上記の資料では、企業側は下記の点を
・労働時間の管理が難しい
・情報セキュリティの確保に問題がある
労働者側は下記の点を
・仕事と仕事以外の切り分けが難しい
・長時間労働になりやすい
それぞれ課題として挙げています。
原因としては、
・PC等の使用時間を労働時間として記録している場合でも、
勤務者が自由に端末から離れ、業務から離脱しやすい環境である。
・仕事専用の部屋を用意するのが難しい日本の住宅環境では、
オンオフの切り替えも難しくなりがちである。
などが挙げられます。
労働時間制度や労働条件を、テレワーク用として新たに設ける場合、
就業規則の変更が必要になります。
テレワーク相談センターのサイトに、
厚生労働省作成のガイドラインがあります。
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◆2.Tips
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今月に入り、リモートアクセスに関するお問い合わせを
数多くいただいています。
例えば、下記のようなご質問です。
「接続のタイムアウトまでの時間を延ばすには?」
標準設定は、3時間ですが、9時間にできます。
延長は可能ですが、セキュリティーの観点から、
3時間以下にすることをお勧めしています。
リモートアクセスで接続したままの放置を防止するためです。
この「接続継続の確認」を労務管理の観点からみると、
一見、9時間に設定するのが良さそうです。
通常労働時間8時間+休憩1時間で、
勤務時間中、常時接続が可能になります。
しかし、端末から離れ、何も操作せずとも接続は維持されるので、
より"中抜け"しやすくなるとも言えます。
また、利用する端末がリビングなどにあり、目に入りやすい環境では、
終業時間後でも"仕事モード"をなかなかオフに出来ず、
オフィスとの接続維持にも手間がかからないとなると、
長時間労働を助長しやすくなるかもしれません。
働き方改革の一環として、逆に、
継続確認の間隔を「1時間」にしてみてはいかがでしょうか。
記事では「45分+15分=60分」を、
一つのブロックとすることを提案しています。
このブロックと同じタイミングで、
「接続継続の確認メッセージ」が表示されることは、
良い"リマインダー"になるのではないでしょうか。
冒頭で挙げた「課題と原因」を完璧には解決できません。
しかし、そもそもの「目的」に立ち返って考えてみると、
"感染拡大防止のため不要不急の外出を控える"
ということになろうかと思います。
その「目的」に則して、スモールステップを踏み出すのは、
意味があるのではないでしょうか。
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FAQの中からトピックスを少しご紹介。
リモートアクセスのご契約については、担当営業にご相談ください。
ご契約形態によっては、beat設定ページからでも可能な場合があります。
最大同時接続数についてです。
リモートアクセスの準備から利用方法など、
基本的な内容を取りまとめたFAQです。
接続のタイムアウトメッセージの変更手順です。
過去30日間の接続履歴を利用者ごとに確認できます。
各種のレポートに記載されるIPアドレスから利用者を特定したい場合は、
IPアドレスを固定で割り当てておくことをお勧めします。
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◆3.編集後記
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[2.Tips]でご紹介した記事では、
ゴールデンタイムである午前中が重要で、その時間を如何に過ごすかで、
一日のパフォーマンスが決まると言っていました。
また、「次の45分」の準備を、休憩時にすることも勧めています。
準備という意味で筆者も、"なるべく"毎朝、
下記について書き出してから仕事を始めるようにしています。
・昨日、創り出した成果や違い。
・今日、やろうと思っていること。
・それは、なんのためにしようとしている?
この準備をしてからスタートした日は、
"フロー"に入って、集中力が高いまま過ごせる気がします。
準備せず、"とりあえず"メールを見ることから始めてしまうと、
やろうとしていた事と違う事を、いつの間にかやっていることに気づく、
もしくは、気づくこともできず、一日が終わってしまう・・・
もう、天命を知っていないといけない歳なのですが、
まだまだ、そんな日の方が多い現状です。
SEKAI NO OWARI の『RPG』のように、
方法という悪魔の呪いを解いて、
目的という大事なものを想い出したい、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は2020年4月10日(金)に配信予定です。
(カガ)
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