━ ≪beat★ナビ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.01.22配信
「"ニューノーマル"な不安」
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松の内を過ぎておりますが、新年あけまして最初の配信です。
今回から≪beat★ナビ≫を担当します、河野と申します。
今後ともご愛顧賜れましたら幸いです。
今年は「辛丑年(かのとうしのとし)」。
成果をあげるには「牛の美徳」が必要なようです。
辛は「困難・急性・強固な意志」等の意味があり、
凶としての面は、「辛苦」も意味します。
丑は「芽生え始めた生命がいよいよ始動を始める時」という意味があり、
一見鈍重そうに見える牛は、「義理堅く」「正直」で
「一所懸命働く」という美徳を持っています。
・なかなか思うように進んでいかない場面に、遭遇することが多い。
・急激にかつ鋭く各分野が変化し、再生に向けて大きく歩み出す。
・強固な意思で、誠実に粘り強く進むことで、成果を成し遂げる。
そんな特徴を持つ年とのことです。
「何を手放し、何を始めるか?」ということに、
本気で取り組まなければならない一年になると感じます。
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◆目次◆
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今回は下記3点です。
メインコンテンツは、テレワーク実施企業が6割となった時代の
「ニューノーマル」な不安についてです。
[1] メインコンテンツ
[2] Tips
[3] 編集後記
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◆1.メインコンテンツ
「"ニューノーマル"な不安」
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先週の水曜日にリリースされたWindows Update、
適用はお済みでしょうか。
Microsoft Defenderの脆弱性に対する修正プログラムが含まれており、
IPAからも"至急"の適用を推奨するお知らせが出ています。
オフィスだけでなく、ご自宅PCもアップデートが必要です。
テレワークでは使っていない端末も含め、
ご自宅のネットワークにつながる"すべてのPC"を
更新することをお勧めします。
「テレワークの実施における不安」に関する
調査レポートが公開されています。
調査報告書の10~11ページでは、
「インシデント発生時の責任への不安」について、
アンケート結果がまとめられています。
99%以上が「自宅でテレワーク」との調査結果からすると、
端末の「紛失や盗難」に対する不安が、
高い割合を占めているのが意外でした。
「物理的な遺失」が「重大な情報漏えい」に繋がらないようにするには、
オフィス外で利用する端末に、データを保存しないことが鍵になります。
昨年5月のbeat★ナビで、対策方法のいくつかを取り上げご案内しました。
参考にしてみてください。
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◆2.Tips
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リモートアクセスがうまく繋がらない、というお問合せをいただきます。
・テザリングでは繋がるが、自宅ネットワークからはダメ。
・ルーターを買い替えてから、接続がよく切れるようになった。
原因としてよくあるのは、Wi-Fiの接続が不安定になっていることです。
Web閲覧や動画視聴などは、メインの通信は一方向であり、
先読みするキャッシュなどの機能により、
体感上は問題にならない場合があります。
急増しているWEB会議ツールなどは、双方向の通信であり、
高い基準でのリアルタイム性を要求され、
ベースとなるネットワークの安定は不可欠です。
リモートアクセスも同様です。
リモートアクセスでの接続は、
インターネット通信という公道を土台として、その通路の上に、
仮想的な"トンネル"を作り、beat-boxと結んでいます。
土台が安定していないと"トンネル"が崩れてしまいます。
Wi-Fiが頻繁に切れてしまう原因は、多岐にわたりますが、
まずは、Wi-Fi機器やPCの再起動をお試しいただき、
改善するかどうか確認ください。
改善しない場合は、ご利用機器のサポートサイトを参照いただき、
案内されている対処をお試しください。
下記のサイトも参考になるかと思います。
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少しだけFAQをご紹介。
リモートアクセスの初期設定時に、よくあるお問合せです。
リモートアクセスを利用している端末を紛失したり、
盗難に遭ってしまった場合は、対象の利用者のリモートアクセス権を、
「権限なし」に変更してください。
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◆3.編集後記
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先日こんなご質問をいただきました。
「新規に購入したPCへセキュリティーソフトの導入を検討していますが、
ネット上では、Windows セキュリティ(Windows Defender)で充分だ、
という意見もあります。実際のところどうなのでしょうか。」
確かにそういった面もあるかとは思います。
しかし、ウイルス対策は、検体入手のスピード競争でもあります。
新たなウイルスが流行ったときに、
各社が競争して検体を入手し、ワクチンを開発します。
入手タイミングに差が出れば、当然、完成までの時間に差が出てきます。
通常、セキュリティーソフトは、競合の問題があるため、
別メーカーの製品を複数インストールすることはできませんが、
Windows Defenderとの共存は可能です。
「◆1.メインコンテンツ」の冒頭でご紹介したように、
Windows Defenderも脆弱性が報告されることがあります。
ルールを無視した攻撃者との競争ですので、
多重多層の対策を採ることに意味はあると考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
beatサービス共々、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
次回は2021年2月19日(金)に配信予定です。
(カワノ)
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