• ID : 8261
  • 公開日時 : 2018/09/21 00:00
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≪第三の場所≫|2018年09月21日(金) 

≪beat★ナビ≫は、セキュリティーに関するニュースやトレンド情報、
beatの機能紹介など、有益な情報を提供するメールマガジンです。
※本メールは、beat-box責任者様宛に配信しております。
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回答

いつもご愛読いただき、誠にありがとうございます。

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このたびの平成30年北海道胆振東部地震により被災された皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

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━ ≪beat★ナビ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.09.21配信

    第三の場所

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富士ゼロックス≪beat★ナビ≫担当の加賀です。

先日、ニュースサイトを見ていて気になった記事があります。

┏┓ 東洋経済オンライン
┗□…
     『キングダム』に学ぶ上司との理想の関係
     https://toyokeizai.net/articles/-/227967

なぜ気になったかというと、
毎回、新刊を予約して待っているキングダム読者だからということと、
上司・リーダーとしての在り方についてヒントがあるかもと思ったこと。
また、どのシーンが出てくるのか知りたかったというのも、理由の1つです。

この記事のポイントは主に3つです。

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『キングダム』の舞台、春秋戦国時代は、国が急に滅びることもあった。
同様に、変化が激しくなっている現代、大企業もいつ潰れるかわからない。
必然的に、一人ひとりがどうやって戦っていくかが、
より重要となってくるということ。
そして、出世意欲を持つ500人へのアンケート調査結果を分析し、
ベンチマークとするべきキャラクターや、
人間関係構築のヒントになるシーンを挙げています。
結果、上司、部下ともに求められることとして、
ビジョンを明確に持っていることを挙げています。
高いビジョンを掲げ、部下をワクワクさせて、組織を牽引するリーダー。
しっかりビジョンを持ち、臆せず何でも聞く姿勢を持つ部下。
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こうした内容を踏まえて、次の3つの点を意識しながら
自分自身の今後に生かそうと考えました。

1つ目は、創り出したい世界を明確にするために書き出す習慣をつける
2つ目は、なぜ?なんのため?を止まって考える時間をつくる
3つ目は、キングダムを1巻から最新の51巻まで読み直す・・


もう一つ、ニュースサイトを見ていて気になった記事があります。

┏┓ All About
┗□…
     「こころの安全基地」を持つ人がストレスに強いわけ
     https://allabout.co.jp/gm/gc/395396/

なぜ気になったかというと、
ストレスが高い職場と言われるコンタクトセンター、
その管理も担当しているということと、
職場や家庭以外の仲間の存在のありがたさに、
最近気づくことがあったからです。
また、思春期を迎える子どもを持つ親としてというのも、理由の1つです。

この記事のポイントは主に3つです。

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加熱する競争社会、不透明な社会情勢、災害もいつ起こるかわからない。
そんな厳しい現代、誰もが心の病に陥ってしまう危険を持っている。
不安や絶望に振り回されないように生きていくには、
「こころの安全基地」が必要であるということ。

そもそも「安全基地」とは、2歳前後の子どもに対する
母親を意味しているが、大人にも必要なものである。
それぞれの場で責任ある行動を求められ、緊張と気遣いの連続です。
それでも、安心して鎧を脱ぎ、弱音を吐きだせる場があれば、
「また頑張ってやっていこう」という勇気を持てる。

また、家族・恋人・親友など緊密な関係だけに限定せず、
職場の同僚・趣味の仲間・SNSなども加え、3点以上の拠点で、
「こころの安全基地」を確保することを薦めています。
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こうした内容を踏まえて、次の3つの点を意識しながら
自分自身の今後に生かそうと考えました。

1つ目は、仕事や家庭以外の第三の場で、フラットな人付き合いを広げる。
2つ目は、父親として子どもたちの「秘密基地」になる。
3つ目は、捕まらない程度に"裸"になって周りの「安全基地」になる。


・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆
  フリーアドレスの導入事例
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「働き方改革」の重要施策の1つであるテレワーク。

┏┓ 総務省
┗□…
    「平成30年版 情報通信白書のポイント」
      第4章 ICT によるインクルージョン促進
     http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/30point.pdf

さまざまなメリットがあるテレワークですが、
導入率が、まだまだ低いのが現状です。

そのメリットは理解しつつも、
下記のような課題、不安などから
導入に二の足を踏んでいることが多いようです。

    [1] 情報漏えいなどセキュリティーリスク
    [2] 端末の紛失や盗難など物理的なリスク
    [3] 公私の時間区別など労務管理上の課題


┏┓  スマートワーク Hacks
┗□…
    「フリーアドレスオフィスのお悩み解決!気になる運用ポイントとは?

     
上記のページは、昨今、「働き方改革」の旗手として、
注目を集めるカルビーの事例です。

フリーアドレスを導入したことで、
「どこでも働ける」という意識改革につながり、
本格的なテレワーク制度導入の前段階となったといいます。


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  コミュニケーションの深さと広さ
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冒頭でご紹介した2つの記事でキーとなるのは、
コミュニケーションの深さと広さだと思います。

1つ目の記事では、
上司との関係性で「ストレスはない」という傾向がありながら、
もらった言葉で心に残っているものは「ない」という回答が、
67.6%と、上司とのコミュニケーションがいま一つ活発ではない
調査結果も出ているようです。

フリーアドレスにすることで、
上司も部下も、自席に築いた"砦"から出て、
鎧も脱ぎ、素の自分でコミュニケーションを取る
キッカケが生まれるかもしれません。


2つ目の記事では、
「人付き合いの拠点は3点確保以上で」と、
コミュニケーションの相手を分散させることを薦めています。

フリーアドレスにすることで、
別部署に配属された同期と机を並べて仕事するとか、
会議室横で仕事をしながら上司の出待ちをするとか、
文字通り、自分から動いてコミュニケーションを取りにいく、
そんな新たな動きが生まれるかもしれません。


どんな仕事があるのか知らないだけかもしれない。
どんな人がいるのか知らないだけかもしれない。

ビジョンや大きな目標を掴むためにも、
ダメな自分を愚痴れる新たな仲間を得るためにも、
自分から動いて人と会い、話しにいきやすい環境を創る
"フリーアドレス化"に取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆
  リモートアクセス
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beat サービスも、ネットワーク環境をセキュアに保つことで、
さまざまな面でお客様の働き方改革をサポートしています。

社内だけでなく、社外の「どこでも働ける」ようにするには、
セキュアなリモートアクセス環境が必須です。

┏┓ beat リモートアクセスサービス(オプション)
┗□…
     外出先や出張先から社内ネットワークに暗号化通信で接続し、
     ファイルサーバーや業務システムなどを利用することができます。
     場所や時間に制約されず、業務の効率化が図れます。
     

既にリモートアクセスをご利用いただいているお客様。
 
9月の異動に伴い、新たな端末に設定をしたり、
ご利用中の端末の設定変更をしたりする必要はございませんか。

下記URLをクリックいただくと、リモートアクセスの
「初期設定」に関するFAQを一覧できます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は2018年10月12日(金)に配信予定です。


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  ■□ 編集後記 □■

「第三の」と聞くと何を思い浮かべますか。

筆者の頭には、こんなワードが浮かびます。
「第三の男」「オーソン・ウェルズ」「火星人」
「第三の波」「アルビン・トフラー」「なんか変わるらしい」
「第三舞台」「鴻上尚史」「鴻上夕日堂の逆上」

30年以上前のキーワードばかりで、我ながら古いなぁと思います。

1980年に出版された「第三の波」は、
中学生のときに「読んでみろ」と父から渡されましたが、
「よく分からないけどなんか大きく変わるらしい」
そんな印象しか残っていませんでした。

しかし、インターネットが普及する20年も前に、通勤がわりの通信で、
在宅勤務する世界を予測していたのは驚きです。

在宅勤務で、自宅と職場が一緒になり、
リアルに顔をつきあわせて会話する相手や機会が少なくなってくると、
「第三の場所(サードプレイス)」を持っていることが、
より一層、重要になってくるのかもしれません。

そんな流れが、ブルーボトルコーヒーに代表される
「サードウェーブ」に繋がったのかもしれませんが、
昨年、ネスレに買収されてしまいましたね。

美味しいコーヒーが飲める、単なる"場所"というだけでなく、
みんなの"サードプレイス"になっていくためには、関わる人すべてで、
その場を創る"意識"みたいなものが必要なのかもしれません。

"フォース"を使え!?

(カガ)
 

 【はみだしBeとNavi】
   ラジオ体操には、幻の「第三」もあるそうです。
   戦後すぐにラジオ放送され、短命に終わりました。
   現在は、研究復刻され、動画もあります。

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