静的ルート設定はLAN内を複数のセグメントで分けている場合などに設定が必要となります。
beat-boxが所属しているセグメント以外へのアクセスが発生したときに、
セグメント内のどの機器(ルーター等)を経由すべきかを指定するものです。
注意事項
■beatのシステムに自動設定されるルート情報を変更することはできません。
■動的ルーティングの指定はできません。
■LAN側の別ゲートウェイにルーティングされた通信は、beat-boxでウイルスチェックされません。
■静的ルート設定を利用するには、直接もしくは間接的にbeat-boxがゲートウェイになっていなければなりません。
■該当拠点に設定した静的ルート情報はVPN接続している他拠点へ伝播するため、
該当拠点以外の拠点で別途設定をする必要はありません。
静的ルート設定の設定手順
- beat設定ページ[ 設定 > 高度な設定 > 設定 > 静的ルート設定 ]へアクセスします。
※beat-box責任者アカウントでのログインが必要です。beat設定ページへのアクセス方法はこちら。

- メニュー内「変更」をクリックします。

- 表示されたページの各項目を入力します。
※右下の「追加」ボタンをクリックすることで、入力項目が追加できます。

| 項目名 |
説明 |
| 接続先ネットワーク |
ネットワークアドレスもしくはホストのIPアドレスを指定します。
0〜255までの4つの整数をピリオド(“.”)で
区切った形式(例︓192.168.30.14)の形式で指定してください。
ループバックアドレスは指定できません。 |
| 接続先ネットマスク |
接続先ネットワークのネットマスクを指定します。
0〜255までの4つの整数をピリオド(“.”)で
区切った形式(例︓255.255.255.0)の形式で指定してください。
スラッシュ(“/”)をつけた形式で指定することもできます。
(例︓”255.255.255.0”=“/24”)
「接続先ネットワーク」に登録した値をホストのIPアドレスとする場合は、
”255.255.255.255”または”/32”を指定してください。 |
| ゲートウェイアドレス |
ルーティング先となる機器のIPアドレスです。
0〜255までの4つの整数をピリオド(“.”)で
区切った形式(例:192.168.30.14)の形式で指定してください。 |
| ゲートウェイ種別 |
beat-boxのネットワークインターフェースを指定します。
ルーティング経路として適切なインターフェースをドロップダウンリストから選択してください。
LANまたはWAN(Internet)を選択できます。
box多重化をご契約の場合は、他beat-boxのWANを選択することができます。 |
- 入力後「次へ」をクリックします。
※画像内のIPアドレスやネットマスクは入力例です。

- 確認画面が表示されるので「適用」をクリックします。

- 下の画面が表示され、静的ルート設定は完了です。
